北海道大学工学研究院 全学共同利用施設 光電子分光分析研究室では固体材料に関する各種表面観察・分析装置・加工装置が稼働しており、その利用機会を学内研究者のみならず学外の方へも開放しております。研究者の皆様のご利用をお待ちしております。
点検や講習会などの施設に関する情報は、当ホームページに随時、掲載します。
学内利用者は装置予約サイト(HINES下のみ閲覧可能)より装置予約を行って、使用して下さい。使用後は、各装置の使用記録簿に名前等を記入して下さい。予約時間と使用記録簿をもとに、毎月の装置使用料を責任者の方にお知らせ致します。使用料は装置占有時間に基づきます。
ホームページは発展途上です。ホームページに関するご意見はsuzuki-k~eng.hokudai.ac.jpまでお願いします。メール送付の際には~を@に変えて下さい。
施設説明動画
当施設の案内動画です。装置概要と利用手続きについての説明動画と、当施設の共用機器を使用しての10円玉の分析事例を紹介している動画があります。それぞれぜひご視聴下さい。
はじめて装置を利用される方へ(施設利用の流れ)
① 分析されたい内容・使いたい装置について、まずは施設スタッフまでご相談下さい。メール(xpslab~eng.hokudai.ac.jp ~を@に変えて下さい。鈴木・吉田に届きます)、またはお電話(011-706-6882)、直接施設(本学フロンティア応用科学研究棟1-03)にお越し頂けるのが一番です。その際には光電子分光分析研究室ユーザー登録(初回講習、代行)申込書をご用意頂けると手続きがスムーズです。また、マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業へ支援申請を行われる方は当事業への申請も併せて行って下さい。詳しくはhttps://xpslab.eng.hokudai.ac.jp/project.htmlもご参照ください。
主にSEM、CP、AFMについてのご相談は吉田すずか技術職員へ、XPS、AES、EBSD、CCP、LSCM、その他施設装置についてのご相談は鈴木啓太技術専門職員までご連絡頂けるとスムーズです。
② 打ち合わせで利用装置の初回講習/代行の日程を決めます。
③ 装置の予約に必要なユーザー番号をご連絡致します。講習の場合、自分のユーザー番号を入力して、装置予約サイトで初回講習日時の装置予約をして頂きます。学外利用者の方は職員が予約を取得致します。
④ 初回講習の前までに、当施設の利用ルールについての動画を視聴してもらいます。講習を受ける装置の動画を選択して視聴してください。
日本語版:
英語版:
⑤ 装置の初回講習を受けて頂きます。初回講習後は装置をご自身でご利用頂けます。装置予約サイトで予約し、ご自由にお使い下さい。利用についてご不明・ご不安なところがあれば何度でもスタッフによる講習や立ち会いを行います。別途ご相談下さい。
⑥ 月毎に装置の利用料を集計し、利用者の責任者の方に装置利用料をお知らせ致します。お支払には校費、委任経理金、科研費などが利用可能です。
⑥ 装置利用による研究業績(論文投稿等)がございましたら施設スタッフまでご連絡下さい。施設運営において大変重要な成果となります。また年度末などにも成果の集計などでご連絡差し上げますのでご協力頂けますと幸いです。論文謝辞についても当研究室名をご記載頂きます様宜しくお願い致します。
研究室の主な装置
XPS(ESCA、マイクロ領域の測定可能):X線光電子分光装置(JPS-9200)
AES(結晶方位解析EBSD付 TSL ORION):オージェ電子分光装置 (JAMP-9500F)
SEM(電子冷却式EDS付、低真空対応):試料予備観察・元素分析装置 (JSM-6510LA)
LSCM:共焦点レーザー走査型顕微鏡(Lasertec製 1LM21D)
CCP:冷却断面分析用試料作製装置(IB-19520CCP)
研究室遍歴
2010年3月に日本電子製の
XPS(ESCA、マイクロ領域の測定可能):X線光電子分光装置(JPS-9200)
AES(結晶方位解析EBSD付):オージェ電子分光装置 (JAMP-9500F)
SEM(電子冷却式EDS付、低真空対応):試料予備観察・元素分析装置 (JSM-6510LA)
の4台が当施設に導入され全学共同利用装置として稼働しています。
2011年10月より技術職員(鈴木啓太)が配属になりました。
2012年7月より当施設が文部科学省のナノテクノロジープラットフォーム事業に参画しました。
2014年6月より工学研究院フロンティア応用科学研究棟に研究室が移転しました。
2016年4月よりAFM:原子間力顕微鏡(SII製 SPA-400)とLSCM:共焦点レーザー走査型顕微鏡(Lasertec製 1LM21D)が稼働しています。
2016年6月より当施設が文部科学省「先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)」事業のマテリアル分析・構造解析共用ユニット(MASAOU)に参画しました。
2018年4月より施設技術職員の鈴木が技術専門職員に昇格しました。
2019年3月をもって文部科学省「端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)」事業のマテリアル分析・構造解析共用ユニット(MASAOU)が終了しました。
2020年4月より技術職員(吉田すずか)が配属になりました。
2021年3月に日本電子製のCCP(冷却断面分析用試料作製装置 IB-19520CCP)が当施設に導入され、全学共同利用装置として利用開放しました。
2022年1月に施設技術職員の鈴木が文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム令和3年度技術支援貢献賞を受賞しました。
2022年3月をもって、当施設が参画していました文部科学省「ナノテクノロジープラットフォーム事業」が終了しました。後継事業として「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業」がスタートし、当施設主要装置が本事業の登録装置となりました。
2023年3月にオージェ電子分光装置付属装置のEBSDカメラがCMOSタイプ(OIM Orion検出器)に更新されました。