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マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業へ利用申請を行い、本施設装置利用料についてARIM料金を適用されているユーザーはAES、XPSでの測定データをデータ登録システムRDE(Research Data Express)に登録してNIMSに提供する必要があります。
データのアップロードに関してのご不明点がある場合、下記までお問合せ下さい。
北海道大学 ナノテクノロジー連携研究推進室
電話番号:011-706-9314, 9333
データ登録関係専用 メールアドレス:nano-support-rde(at)cris.hokudai.ac.jp
簡単にですが、当施設XPS、AESについてのデータ登録の概要をお知らせします。
・XPSについて
SPECSURFで測定したスペクトルデータを保存する際、ssfファイル、txtファイルのほか、拡張子[.npl]形式で保存してください。nplファイルをRDEで登録してもらいます。なお、アップロード可能なのはスペクトルデータ(depth profile含む)のみで、ラインプロファイルやマップデータには対応していません。アップロードされたデータは構造化され、測定条件等が自動で読み込まれて確認することが出来ます。
また、アップロードしたスペクトルデータについてはRDEにおいて、ベイズ情報量規準を利用した自動波形分離機能が利用出来ます。
・AESについて
オージェマスターで測定したスペクトル(ワイド、スプリット、デプスプロファイル)、取り込んだ画像については「.A」の拡張子ファイルをファイル単位でzip化し、RDEの「AESデータセット」にアップロードすることが出来ます。また、スペクトルデータと一緒にjpgやbmpなどの画像ファイルを複数アップロードすることが出来ます(単体だとエラーになる)。マップデータのオリジナルファイル(.jampファイル)などはアップロード未対応です。アップロードされたデータは構造化され、測定条件等が自動で読み込まれて確認することが出来ます。なお、画像ファイルの情報は構造化されません。
また、SEMソフトウェアで写真撮影をした画像ファイルについては、RDEの「SEMデータセット」にアップロードすることが出来ます。その場合は保存時に同名で保存されるtextファイルを画像ファイルとセットでアップロードしてください(画像単体だとエラーになる)。アップロードされたデータは構造化され、観察条件等が自動で読み込まれて確認することが出来ます。
またさらに、EBSDデータについてはRDEの「EBSDデータセット」にアップロードすることが出来ます。こちらはアップロード前に、オリジナルのedaxh5ファイルをh5ファイルに変換する必要があります。この変換については解析用PCのデスクトップ上に変換ソフトがあるので、それを利用して変換してください。アップロードされたデータは構造化され、測定条件等が自動で読み込まれて確認することが出来ます。IPFマップなど解析ソフトで出力した画像ファイルについてアップロードしたい場合は「AESデータセット」でスペクトルデータと一緒に送ることでアップロード可能です。
AESに関してはかなり複雑ですが、ご確認頂き、ご対応のほどよろしくお願いいたします。