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本日、オージェ電子分光装置(AES)に大気非暴露用トランスファーベッセルの装備が取り付けられました。

試料準備室の扉部及び上部フランジが変更になっています。

試料準備室扉

また試料ホルダーを取り付けるフォーク部が2㎝ほど後退(向かって左側、黒いリングがある方)しています。

試料準備室へのホルダーの取り付け方法は以前と同じです。若干フォークの位置が下がっているため、以前より見づらいと思いますので気を付けてください。

分析室に試料ホルダーを導入する際または試料ホルダーを分析室から回収する際に、いつもステージ位置を試料交換位置(Special position)に移動させますが試料交換位置が変更になっています。以前はX, Y, Z, R, T軸全て0点となっていましたが、この度の変更により、Z軸だけは+1㎜が試料交換位置になっています。

試料ホルダー導入方法としては以前と変わらず、sample manipulationウィンドウからspecial positionをクリックして試料交換位置へのmoveボタンをクリックするだけです。

試料準備室の扉ですが、現在若干蝶番の調子が悪く、ただ閉めるだけだと扉の位置が少し低くなってしまい、真空引きした際にリークする可能性があります。

試料準備室の扉を閉める際に少し持ち上げるようにして扉の高さを試料準備室と同じになるように押さえてから真空引きをしてください。

扉の取り付けがズレている
扉が正しく閉まっている

あとは全て今まで通りに使用出来ます。

オージェ電子分光装置利用者の方はマニュアルを改めてご確認願います。

宜しくお願い致します。